2013年6月23日日曜日

震災復興支援報告会を開催しました!


文責:松永杏
<震災復興支援報告会にて、活動報告をしました>
6月10日(月)「震災復興支援報告会―500kmは越えられる―いま、ここにいてできること」が慶大三田キャンパス南校舎411教室にて開催されました。主催は慶應義塾大学商学部牛島研究会。私は学習室のメンバーとして、この報告会の運営に携わってきました。参加者は80名を超え、社会人の方もお招きすることができました。ご参加いただいた皆様、お忙しい中お越しいただき誠にありがとうございました。

<報告会の趣旨と内容>
今回は震災後2年間支援活動を続けてきた「ちょんまげ隊」と「とどろき・よこはま学習室」の2団体が活動報告を行いました。
タイトル「―500kmは越えられる―いま、ここにいてできること」は今回運営に携わった学生メンバー(学習室と牛島研究会のゼミ員)で決めました。東京から被災地まで約500km。「500㌔は遠いな、でも心の距離は越えられる」という思いが込められています。そして、いまここ(関東)にいて自分ができることは何かを考えよう、という趣旨のもと報告会を開こうと準備を進めてきました。このタイトルをツンさん(ちょんまげ隊長)も気に入ってくださり、ツンさんの思いと学習室の思いがリンクしたタイトルになったのではないかと思います。

さて、今回の報告会は以下の流れで行いました。

1820~「ちょんまげ隊」のツノダヒロカズ氏による報告(映像を交えた体験談)
2000~「とどろき学習室」「よこはま学習室」の報告(概要説明とメンバーによるパネルディスカッション)
2030~参加者のグループディスカッション

ツンさんの報告
学習室の報告
具体的な内容としては、ツンさんの報告を聞いてもらうことで参加者へ3.11の記憶・関心を呼び起こし「自分も何かしたい!」と感じてもらい、学習室の報告で「自分ができること」の具体的な一例を提示し、その後参加者にグループに分かれて「いま、自分ができること」を話し合ってもらうというメニューでした。

参加者にとって、「震災支援の活動報告を聞く」ということは、それだけでも十分意味のあることだとは思います。しかし今回の報告会では、せっかくわざわざ三田まで足を運んでいただいたなら、聞いたうえで「次への一歩」何がでるかまで考えてほしい。私たちは、この報告会をそういった<きっかけ><踏み台>にしてほしいと考えていました。

<楽しくやること>
今回、グループディスカッションでは多くの班から「次への一歩」として「チャリティフットサルを催す!」や「東北で趣味を通じたイベントに参加する!」といった声が多くありました。アンケートでは「ツンさんの『楽しむことが継続の力』という言葉が心に残りました」というコメントもいただきました。

日本人のなかには、東北のことは気になるし、何かできることがあるならやりたいと思っている人はとても多いと思います。しかし実際にはそれぞれ経済的な事情や時間的な都合があり、なかなか具体的な行動まで至らないという現状があります。復興ボランティアをしている人はその「壁」をまずはしっかり受けとめる必要があります。その上で「じゃあどうやったら巻き込めるのか」ということを考えなくてはいけません。

その答えの一つはやはりその活動が楽しいか、ということだと思います。

私は周りから「学習支援とかやってるんだ。偉いね、真面目だね」と言われるのが腑に落ちないときが多々あります。そう言われたら負けなんです。「面白そう!楽しそうだね」って言われたい。

ツンさんのキーワード「楽しくなきゃ意味がない」。これはボランティアをやる側は今後強く意識していきたい言葉だと思います。「そんなイベントやるんだ!なんか楽しそう!参加してもいい?」と思ってもらえるかどうか。「3.11」という重いテーマだからこそ、笑顔を生む活動であるかが大事なのだと思います。当たり前のことですが一番肝心なことだと、参加者の言葉から気づくことができました。

<報告会の反省・今後に向けて>
アンケートでは、グループディスカッションの時間が短かすぎたという声が多くみられました。申し訳ありませんでした。もう少し時間配分を考えるべきでした。ただ、楽観的な感想ですが、それだけ多くの方々が能動的に参加する姿勢を持たれていたということが嬉しいことでもありました。アンケートには「自分は東北出身だがこれだけ多くの人が東北のことを考えていることが嬉しかった」という声もありました。東北について話す「語り場」「情報交換の場」は意外と少ないと思うので、今後も重視していきたいと思います。

また、今回この会を実施するにあたり、主催者側が苦戦したことはやはり「参加者集め」でした。大学12年生を呼ぶべく日吉キャンパスの複数の授業で参加を呼び掛けたものの、12年生はほとんど参加していませんでした。日吉三田間の「20km」は越えられない、という結果になってしまいました(^_^;) 次は日吉で実施したいですね。(牛島先生がご検討なされています。)

ツンさんはこれまで60回以上の講演会を開かれています。一方学習室はというと、大学生メンバーがプレゼンをする、ということは初めてのことでした。今後はツンさんを見習い、普段の活動に加えて、広報活動にも力を入れていかなくてはいけないと思います。

長くなりましたが、最後に、主催してくださった牛島先生、ツノダさん、田代さん、コーディネーターの斎藤さん、ミーティングでも色々と支えてくださった健大さん、運営メンバーのみなさん、ありがとうございました。
そして、参加してくださった皆様、誠にありがとうございました。またお会いして一緒に活動していきましょう!!




2013年6月12日水曜日

メンバーが語る学習室 ~轟晃聡さん~

―自己紹介をお願いします。
「ロッキー」こと轟 晃聡(とどろき あきとし)です。
よく間違われますが、「とどろき」学習室を作った人ではありません。
慶應義塾大学商学部を今年3月に卒業し、4月から社会人としてバリバリ働いています。
大学生活ではトロンボーンを吹いていました。あと47都道府県踏破するほど旅行好き。教えることと子供たちとのふれあいが大好きです。
               
―学習室を知ったきっかけと、参加した理由は何ですか?
震災が起きたのが大学2年生の春休みでした。3年生からお世話になる研究会の教授である牛島先生から「とどろき学習室」の立ち上げのメンバー募集の連絡が回りました。

まさかの「とどろき」つながりで運命を感じ(?)、初回から参加しています。
というのは、つかみであって

真面目に申し上げますと、当時震災でバタバタしていた周りの生活。
震災直後は、「あの友達が被災地にボランティアにいった」「これから行くらしいぞ。」「お前はいついくの?」といった会話が多くありました。ある意味、被災地に行くことが「ステータス」としている光景がありました。
私も被災地の人のために何かがしたいという思いの一方で、でもお金もかかるし、学校も行かなければならない。私がもやもやしているときにキャンパスの近くで始まった「とどろき学習室」。これは行くしかないと思いました。
ついでに塾講師や家庭教師のバイトもしていて、昔から教えることが好きだったということも行くきっかけの大きなひとつです。

―普段の学習室の様子はどうですか?
【避難所時代の様子】
とどろき学習室は、避難所として開設されていた「とどろきアリーナ」の体育館の横の会議室で週1回はじまりました。なかなか話す場面がないので、当時避難所で行われたことを書きたいと思います。
震災がおきて1か月あまり。初回の4月30日は今でも忘れられません。
特別に居住スペース(といっても膝下くらいしかない仕切りで区切られているだけ)に学習室の広報を許可していただいて入ったとき、テレビの向こう側、遠い東北でイメージしていた光景がアリーナの体育館には広がっていました。
被災地に赴かなくても自分には東北のためにできることがある。それがとどろき学習室でした。当時のこどもたちは遊ぶ場所を求めて学習室に来る子供たちも多く、いまとはうってかわって遊び場でした。ボールを使ったり、だっこしたり、おんぶしたり・・・。避難所閉鎖がきまった8月末。最後の避難所学習室で、出口まで送ってくれてなかなか帰ろうとしないこどもたちもとても印象深いシーンです。

【現在の学習室】
 武蔵小杉に場所を変えてからは、「勉強」メインでこどもたちとコツコツ勉強しています。真面目に勉強する一方で、普段の学校の生活や流行など聞けるのも楽しいですね。ただただ勉強を教えるだけではなく、年の近いお兄さんと楽しく勉強できるかを考えながら過ごす学習室はとても雰囲気がよくて楽しい空間です。

 ▲大学卒業祝いの手書きのメッセージつきアルバムをもらいました!!

―学習室の好きなところはどんなところですか?
【「第二の家」】
これは当初からテーマとして掲げている言葉です。社会人になり、行くことができていませんが、たまに帰りたくなる家になっている学習室が大好きです。
勉強を教えることが第一義であることは変わりませんが、他愛もない話をこどもたちとするひと時も大事な時間です。家族ではないのに、違う年代の人同士が何も壁がなく話せる空間はこの学習室ならではのステキな空間です。

【みんなで作り上げる学習室】
主宰の鈴木さんの学習室にかける思いは設立当初から頭があがりません。そして、そのまわりのメンバーの学習室への熱意も負けてられないなと感じる場面が多々あります。
毎月行われる全体ミーティング。毎回熱のこもった議論が飛び出します。上級生も下級生も関係ありません。このアツいメンバーがいることが学習室の財産なのではないでしょうか。
もちろん、学習室に来ているこどもたちも忘れてはなりません。クリスマス会、卒業おめでとう会などこどもたちも一緒になってイベントを作る工夫をしています。司会をしたり、ゲームを進めるこどもたちを見ると、大学生と子供たちが一緒になってはじめて学習室ができることを実感します。












▲学習室の大学生メンバーとの出会いも大きな財産です。

【学習室でしか経験できないこと】
好きなこととは離れてしまうかもしれませんが、学習室の活動では普段できないことを経験できた場所でもありました。2つあげたいと思います。

●被災地の学習支援に携われたこと。
この記事でもありましたが、昨年の夏休みに東松島市の学習支援プロジェクトに参加しました。仮設住宅に住む方々、多くのこどもたち、現地の校長先生とお話しできたことが印象的です。

●神奈川県知事の前でスピーチができたこと。
神奈川県の取り組みで、NPO法人が中心となった活動を紹介するイベントに代表でスピーチをすることができました。

















▲東松島市の市報に載りました! 














▲神奈川県知事の前でスピーチ。緊張した


ほかにも他の震災復興の団体や、高校出張授業など、様々な経験をさせていただいております。

―学習室を通して学んだことは?
(震災について、震災以外について両方教えてください)
【「成長」】
 とどろきアリーナで初回から参加している子は当時中3の受験生。その彼女ははやくも高校2年生になりました。避難所での姿とはまた違った姿を見ることができています。会話の内容も高校生らしくなり、このプロセスは息の長い学習室の活動ならではです。他のこどもたちも毎回見るたびにちょっとしたことに気づくことがとてもうれしいです。

【言葉の重み】
 震災の爪痕はまだまだいたるところに残っています。このような文章を書いたり、普段の活動をしたりするにあたり、一番は被災地、被災者の皆様の気持ちを優先した行動・言動が求められています。自分自身も様々な経験をし、学んできました。一つ一つの言葉に気を使うようになったことは(もちろんいい意味で)大変大きな学びになったと思います。

―これから学習室をどのようにしていきたいですか?
【ひきつづき「第二の家」を】
学習室はこの二年間でも様々なことに取り組んできました。学習の場である主軸を中心に、派生した活動をどんどん取り組んでいきたいです。もちろん、このような支援の場がなくなることが本当のゴールかもしれませんが、被災地復興のゴールはまだまだ息を長くしていく必要があります。子供たちのためにも、そして私たちが震災のことを忘れないためにも引き続き活動していきたいです。

【震災の「発信地」になる】
 首都圏で活動している震災関連の団体のひとつとして、ブログ・facebook等を通じて私たちの活動を発信していかなければならないと思っています。自分が学習室の広報担当であるということもあるのですが
 あわせて、こどもたちにも震災について考え発信できる場面も作れたらと考えています。もちろんセンシティブな話題でありますし、タイミングを慎重に見ていかなければなりません。いつか当時の話を聞いて、新たな復興のスタイルを子供たちと考えられる日が来ることを願っています。


 以上つらつらと書いていましたが、ブログを担当する機会をいただき、改めて学習室について考えることができました。引き続き、社会人として学習室を盛り上げていきたいと思います。ありがとうございました。

2013年5月31日金曜日

メンバーが語る学習室 ~松永杏さん~

―自己紹介をお願いします。
 慶應義塾大学文学部3年の松永杏です。横浜に住んでいます。学習室には大学2年のとき(震災後1年)からお世話になっています。趣味は映画を見ること、ダンスエクササイズ。あだ名は杏ちゃん、杏ねえさん!(笑)


―学習室を知ったきっかけと、参加した理由は何ですか?
 慶應大学の「塾生新聞会」に所属していたのですが、そこで先輩が学習室を取材していたのをきっかけに興味を持ちました。ちょうど学習塾のアルバイトをしていて年下の子に勉強を教えるのが楽しかったので、これなら私も貢献できるかなと思ったことです。
 と言っても、震災から1年間はボランティアは全くやっていませんでした。震災が起きた時はちょうど入試を終えた時で、目の前にある大学生活に慣れ、楽しむことの方が優先でした。震災後1年の時テレビで特集を見て、「大学での遊びも落ち着かせて、2年生だしもっと社会に貢献できることがしたい」と思うようになったことが一番の理由です。1年生のときは、不謹慎ですがそんなふうには考えることができませんでした。
被災地のボランティアも興味があったのですが、避難者の抱える現状も被災地と同じく重大だと感じたこと、学習室は学校帰りでも立ち寄れることなどを理由に、学習室を続けていきたいと思うようになりました。


―普段の学習室の様子はどうですか?
 机をコの字型にしてお互いの様子が見られるのですが、みんな真剣に勉強しています。大学生も子供たちも真面目です。もうちょっと雑談したいと思っているのは私だけでしょうか?笑

―学習室の好きなところはどんなところですか?
 子供たちが可愛いところです。これに尽きます。あとは、大学生のお兄さんお姉さんも本当に優しい。大学生にも色んなタイプがいると思いますが、ここの人たちは固すぎずチャラ過ぎず、優しくて真面目で一緒に活動がしやすいです。尊敬できる人ばかりで勉強になることが多い点も魅力です。頑張り屋の子供たちと、大学生メンバーが好きです。


―学習室を通して学んだことは?
(震災について、震災以外について両方教えてください)
震災について
避難者についてまずは知りました。震災の問題というと東北に目が行きがちですが、31万人の避難者のうち、7万人が被災3県以外の土地にいるといいます。東京都に避難者数は約9千人、神奈川県は約2千7百人も居り、神奈川県は千人近くの子供たちがいると言われています。そして、新しい土地にきた避難者のほとんどは単体で行動しているため、孤立していて、情報を共有できるコミュニティがないということなどの問題があることがわかりました。学習室は、子供たちの学習支援だけではなく、保護者さんたちの貴重なコミュニティの場としても機能していると感じています。

また、昨年の夏に学習室のメンバーで宮城県の東松島に行きました。そこで知ったことは、被災地の一側面なのかもしれませんが、被害のあまりの大きさと復興がまだまだ進んでいないということでした。

被災地においても、学習室の子供たちにおいても、みんな元気そうだ、というのがいつも受ける印象です。被災者を弱い者として見ること自体が間違いで失礼なのかもしれません。しかし、阪神大震災のとき子どもたちのPTSDの症状がいちばん見られたのが震災から34年後のことだったというから、まだまだ安らかになったとは言えないでしょう。だんだん周りが明るくなっていく中自分だけが3.11のままで「取り残された感」を抱いてしまう人も出るのではないかという懸念もあるといいます。子供たちの無邪気な笑顔の裏にあるものを忘れないようにしていきたいです。

震災以外について
 勉強の教え方や子供のことから、一つの団体の運営の難しさやイベントの企画や広報のし方など、今日も勉強中です()

―これから学習室をどのようにしていきたいですか?

 もっと多くの方に学習室のことを知っていただき、大学生メンバーも子供も増やしたいです!
 そして、もっと明るく、もっと楽しくしたいです。あと、子供たちの成績を伸ばしたいです。もっとできる!!もっとちゃんと宿題やれ!(笑)

 私は今まで以上に学習室に顔を出す回数を増やしたいと思っています。これからもよろしくお願いします!




【お知らせ】
・見学体験会を開催します!
「とどろき」201366日(木)・8() 1730~案内 1830~体験
「よこはま」201364()7() 17:30~案内 18:30~体験
・震災復興支援報告会を開催します!
2013610() 18:30~ 慶應義塾大学三田キャンパス
報告会宣伝用twitterアカウントhttps://twitter.com/shinsai_houkoku

【学習室公式twitterhttps://twitter.com/todoyokoschool

2013年5月27日月曜日

復興支援団体の合同新歓に参加しました!


文責:栗生恭輔

去る5月18日(土)に明治大学和泉キャンパスで行われた震災復興支援団体の合同新歓イベント「Tokyo Youth Conference for 3.11(通称TYC3.11)」にとどろき学習室・よこはま学習室も参加してきました!

イベントは2つの部に分かれており、第1部(14~16時)では被災地で支援を続ける3団体の3人のリーダーによるトークセッションが行われ、第2部(16時~18時半)で当団体を含めた参加団体(計17団体)がそれぞれブースを作って新歓を行い、最後は大広間での交流会を行いました。



↑第一部のトークセッションの様子です

イベント前の予想では団体関係者100人に対して団体に関係のない参加者が40人程ということで少し不安でしたが、当日は団体に関係のない参加者が100人弱集まり、イベントが大変盛り上がりました!

とどろき学習室・よこはま学習室の最大の見せ場は第2部の新歓でした。ブースの装飾などが準備不足で、しかも他団体がとても気合を入れて豪華な装飾を施していたのでとても焦りましたが(笑)、応援に駆け付けてくれた女子メンバーの助けによってなんとかブースが仕上がりました。

新歓の形式は151セットで、15分経ったら参加者は他のブースへ移動という形だったので、説明する側は15分でいかに魅力を伝えられるかということにとても神経を使いましたが、下の写真のように参加者と楽しくコミュニケーションを取りながら新歓ができたのではないかと思います。あくまで主観ですが。。。(笑)

↑新歓の説明会の様子です^^
みんないい笑顔で学習室の良さを伝えました!(
)


また、今回のイベントでは新歓のみならず、他の復興支援団体と縁ができたのがとても大きな収穫だったと思います。準備の段階や新歓のブース回り(説明するメンバー以外は他団体のブースで話を聞いてきました)、イベント後に行われた懇親会などで多くの復興支援団体の方と話をさせていただきました。以下参加したメンバーの感想を掲載します。


やはり一番痛感したのは、「私も東北に足を運ばなくては」ということでした。どの団体も被災地に実際に赴いて活動するもので、そういったものは、正直なんとなく自分が避けてきたものです。というのも、すごくお金がかかるし、色々な手配がとても大変だからです。しかしここで出会った団体は皆、何度も現地に足を運びコミュニティ形成に携わっていて、「大変そうだな~!!」と思わずにはいられませんでした。本当にみんなすごいっ!
「東北に行きたい!」という気持ちとともに新しくあった発見は、私たちのような、被災地を離れて生活している方々に目を向けた団体が私たちの他には一団体も無いということでした。今回の私たちの存在を知って、被災地を離れて生活している方々に目を向けたボランティアが増えたらいいなぁと思います。私たちは近場で活動しているので、今回出会った団体と同じくらいのエネルギーを持ったらもっと頑張れそうですね(^^)


TYC3.11に参加した団体のほとんどは被災した東北の「現地」での支援を「定期的」に行っている。それに対して「学習室」は神奈川県で「避難生活」を送っている子どもたちへの「継続的」かつ「密度の濃い」支援である。私たち「学習室」の強みはそれであるとTYC3.11に参加して、そして多くの団体のお話を聞いて改めて認識出来た。



感想として何よりあったのは「まだこんなにも復興に関わっている、携わりたい学生がいるんだ」というものです。というのは、震災や復興関連のイベントはだんだんと参加者が減少していると聞いていたからです。そんななか大勢の人が同じ問題意識を持って様々なアプローチで活動しているということは個人的にも参考になりました。
現在は、TYCの参加者の多くが言っていたことですが、「支援」や「ボランティア」という単語はだんだんと実情にあわなくなってきているとともに、何をすべきかみないろいろと模索している段階になっています。TYCで得た新たな人間関係を緩やかながらも大事にしつつ学習室の持つ独自性をさらに訴えていけたらと思います。


まず、現地支援ではなく被災地を離れて生活している方々を支援するという、学生団体の中では比較的珍しい活動形態に対して、多くの方が興味を持って話を聞いて下さったことに、素直に感謝しています。また、学習支援という活動が、居場所やコミュニティの形成、或いは子供たち自身の自尊心の回復といったものに貢献できることを教えていただき、勇気が湧いてきました。

現在、現地支援は次のフェーズへ移行しています。物資不足やがれきの問題が比較的解決してきた今、コミュニティづくりや地域での連携への注目が集まってきています。その中で、既に活動してきた団体が、これから学習支援や、子ども達への支援を始めようとしているようです。学習室は、その中では先駆的存在だと言ってもいいのかもしれません。そうした僕らの活動が持つ意味とは、一体何なのでしょうか? 或いは、他の団体とは異なり、被災地を離れて生活している方々を対象とした支援活動を行う者には、どういう意義があるのでしょうか? はたまた、僕らはその経験をもとに、どういうことを、これから社会に発信していけばいいのでしょうか? 考えは尽きません。


ぼく自身は、他のメンバーが語っている通り、このイベントを通して「学習室は現地に行かずに恒常的に復興支援ができる数少ない団体である!」という学習室の強みを実感することができました。その一方で、他団体と比べたときに広報がとても弱い・ヘタクソということも痛感しました。とどろき学習室・よこはま学習室の広報担当として他団体から学ぶべきことは多かったので、これからの広報活動で生かしていきます。
新入生の勧誘のみならず、復興支援団体との交流も図れて、その結果自分たちの活動を改めて見直す機会ことができたTYC3.11に参加できて本当に良かったです。説明を聞いて下さった方が実際に一人でも多く学習室に足を運んでくださればいいなと思っていますし、今回つながりのできた他団体と連携して活動していけたらいいなと思っています。

【お知らせ】
・見学体験会を開催します!
「とどろき」201366日(木)・8() 1730~案内 1830~体験
「よこはま」201364()7() 17:30~案内 18:30~体験
・震災復興支援報告会を開催します!
2013610() 18:30~ 慶應義塾大学三田キャンパス
報告会宣伝用twitterアカウントhttps://twitter.com/shinsai_houkoku

【学習室公式twitterhttps://twitter.com/todoyokoschool

2013年5月7日火曜日

メンバーによる活動報告 栗生恭輔さん


―自己紹介をお願いします。
横浜国立大学経済学部2年生の栗生恭輔と申します。去年の7月から当団体の活動に参加して、現在はこのブログの管理、よこはま学習室の金曜日の曜日リーダー※を担当しています。(※今年度から新しく創設された係です。担当曜日のメンバー集めやシフト組み、終わりの会の司会などを行います。)
散歩やランニングをするのが好きで、大学を卒業する前にはフルマラソンを完走してみたい!と秘かに思っています。

―学習室を知ったきっかけと、参加した理由は何ですか?
ぼくは生まれてから高校を卒業するまでずーっと宮城県に住んでいました。(ちなみに震災時は高2でした。)関東の方の大学に入学することになって宮城を出たのですが、いざ出てみると「こんなタイヘンなときに宮城を出てきてしまって果たしてよかったのだろうか?」と思い悩みました。関東に住みながらも地元の役に立ちたい!けど震災ボランティアとして毎週末現地に行くのは金銭的にも体力的にもタイヘン、、、と考えていた時に、同じ高校の友達がフェイスブックで当団体の活動をシェアしているのを見つけました。「現地以外にもニーズはあるんだ!」ということに気づき、また継続的に支援を行えるということで、当団体の活動への参加を決めました。

―普段の学習室の様子はどうですか?
雰囲気はとてもアットホームな感じでイイですよ!学年関係なく車座になって学習するので、子どもたちも大学生を見本にするだけではなく、1コ上、2コ上の友達の姿勢を見本にして学習します。時には子どもたち同士で勉強を教えあったりすることもあります。また、学習室に来る子は勉強をガッツリしたい子、大学生や友達に話を聞いて欲しい子などみんなが同じ方向を向いているわけではないので、大学生がその子その子に合った対応をしています。このようなことは普段の学校や塾といったところではなかなかできないようなことだと思いますし、学習室のイイところだと思っています。

―学習室の好きなところはどんなところですか?
子どもがみんな素直
学習室に来る子はみんなとても素直です。しゃべるときはしゃべりまくるけど、一度勉強を始めるときちんと集中してやり通します。こちらから言わなくても自発的にやってくれるようになるともっとイイですけどね!(笑)
大学生メンバーが優秀
学習室の大学生メンバーは楽しく勉強できるような工夫ができたり、子どもの心情を察したり、子どもたちにとっていいお兄さん役、お姉さん役になることが上手な方ばかりです。支えるときは支えてあげる。気合が足りないときは気合を入れてあげることができる方が多いからこそ、子どもたちも毎回来てくれているのだと思います。そういった点で、「優秀」な方がとても多いなと感じます。

―学習室を通して学んだことは?
(震災について、震災以外について両方教えてください)
[震災について]
うだうだ考えすぎないで、行動してみることです。もちろん被災者の心情はきちんと考えて行動しなければいけませんが、「支援のあるべき姿」などについて延々と考えていても現状は変わりません。学習室の企画だって成功しているものもあれば、当初の目的とは少し違った形で継続して行われているもの、1回やそこらでボツになったものもあります。できる限りのリスクヘッジをした上でなら、みんなが楽しめる・喜べると思ったものをどんどん提供していっていいのだと思います。ダメだったら引っ込めればいいという発想で。ちょっと言い過ぎで軽率とも取れる表現かもしれませんが、頭でっかちな傾向にあるぼくにとっては、このぐらいのメンタリティでいいんだと感じました。
また、継続して活動することがいかに大事かということも身を持って学びました。何回も子どもたちの勉強を見ていると、その子との間に信頼関係が生まれます。この信頼関係は子どもたちを指導していくうえで不可欠です。また、その子の心身の調子の変化なんかも分かりやすくなり、より効率的な指導ができるようになります。
[震災以外について]
子どもたちからも大学生メンバーのみなさんからもいろいろなことを学んでいます。毎回部活でクタクタになりながらも遠いところから来て文句ひとつ言わず黙々と勉強を頑張る子どもの背中を見て奮い立たされることだってありますし、大学生メンバーの行動力、企画力を目の当たりにして「自分もあんな風になりたい!」と思うことだってあります。学んでることの多さでいえば、学習室の運営で大学生メンバーと意見を交わしていく中で学ぶことが多いです。

―これから学習室をどのようにしていきたいですか?
神奈川の方に避難してきている子どもたちがもっと多く当団体で勉強を学べる環境を作っていきたいと思っています。そのためには、ぼくが管理しているブログはじめ、学習室のフェイスブックやツイッターでもっと広報に力を入れて協力してくださる方々を呼び込みたいと考えています。また、高校生になった子どもたちも多いので、その子たちが将来しっかりと自分の足で自分の人生を歩んでいけるような力をつけられるようなことも企画していきたいと思います。そのためにはまずぼくが自分の足で自分の人生を歩んでいけるような力をつけて子どもたちの見本になれるようになりたいです。

2013年4月25日木曜日

メンバーが語る学習室 熊崎瑛美さん


メンバーによる活動報告
文責:熊崎 瑛美
はじめまして。私は慶應義塾大学法学部1年の熊崎瑛美です。大学では中学生から続けているテニスをしています。
私が学習室を知ったのは、高校3年生の10月頃です。受験が終わり、特にやることが無くなってしまった時に同じく受験が終わった友達から学習室のことを聞きました。私は高校生の時から、ボランティアをやっていたのですが、震災関連のボランティアはやったことがないので、自分にできることがあれば役に立ちたいと思い始めることにしました。
学習室は小さいながらもしっかり勉強しようという意志を持った子どもが多いように思います。受験などのそれぞれの課題や目標を持っている子どもたちが勉強するのを見て私自身刺激をうけます。子どもの成長も見守るのはもちろんのこと、子どもたちに向き合うことで、自分も成長できる学習室だと思います。私は始めたのが高校生の時だったので、年齢差が少ない分、ためらうことが多かったのですが、今は子どもに合わせて勉強を教えてあげられるようになりました。
わたしには子どもたちに勉強を教えることしかできませんが、それが子どもたちの役に立てるのであれば、精一杯学習室の活動を手伝いたいと思います。そして、勉強だけでなく心の面までケアできるように頑張りたいと思います

2013年4月19日金曜日

中学3年生合格祝い


中学3年生合格祝い

文責:加藤大樹
春。

それは、花粉の季節。
箱ティッシュを鞄に携帯する始末。



冗談です。真面目にやります。


春。

それは出逢い、別れ、そして旅立ちの季節。。。
来たる323日。
とどろき・よこはま学習室では、そんな節目を迎え、4月から新たなステージに立つ卒業生をみんなでお祝いしました。



こんにちは!ブログでは初登場です。
中学3年生合格祝いの企画リーダーを務めさせていただきました、加藤大樹と申します。学習室では、娯楽係、イベント係、小学生の教務を担当しています。

今回の記事では、323日によこはま学習室にて行われた「中学3年生合格祝いパーティー」で、みんなで楽しくお祝いできたことをご報告させていただきます。


今年高校受験をした中学3年生は計7人。

なんと!めでたきことに!7人全員が高校に進学することができました!

みんなを代表して言います。
「おめでとう!本当にみんなよく頑張りました!」

大学生歓喜!完全親目線!


企画する側も気合が入りました。


時間になると、挨拶も早々に早速レクレーションが始まりました。
最初に行われた「名前BINGO!」は、参加者はお互いに名前を聞き、それをマスに埋めます。司会者の挙げた名前が自分の作ったマスにあれば○が付き、そろえばBINGO!というゲームです。

 
                    (ビンゴ用紙作成風景)

普段かかわることがないとどろきとよこはまの生徒が、名前を覚えながら交流できました。仲良くなるいいきっかけになったのではないでしょうか^^

そしてさらに、名前が挙がった人はその場で自己紹介というルールを設けました。
子どもたちの趣味や好みなど聞けました。大学生の中には衝撃告白をしたり、モノマネを披露する人もいて盛り上がりました。
一人一人の意外な一面が発見できてよかったです^^
次に行ったのは「ジェスチャーゲーム」!
グループ分けをし、グループの代表がお題に対するジェスチャーをします。ほかのメンバーはそれが何かを当て、より多く正解したグループが優勝です。

絶対わからないであろう難しいお題もあり、動きが個性豊かで面白かったです。
このゲームでも子どもたちの才能あふれる想像力と表現力を垣間見ることができました。(笑)

会場は終始大爆笑に包まれていました^^


ゲームで盛り上がった後は、お菓子タイムです。
大はしゃぎした子どもたちは食欲旺盛^^
                   (お菓子パーティー!


お菓子の後は、いよいよメインイベントです!
高校受験を乗り越えた中学3年生と福島へ帰る兄弟へ、子どもたちと大学生からそれぞれお祝いとお別れの寄せ書きを贈りました。1年前に高校受験を経験した新高校2年生の2人が代表して渡してくれました。
おうちに帰ってメッセージを読み返してボロ泣きしたことでしょう。
メッセージにはそれだけみんなの愛が込められているのですから。


 
                     (寄せ書き作成風景)

卒業生にはそれぞれ今後の抱負を言ってもらいました!
言うことは各々異なりますが、新たなステージに立たんとする彼らは輝いて見えました^^
大学生一同、これからも君たちを応援し続けます!


さて、これで終わり


かと思いきやなんと!

サプライズで!

今年卒業し、4月から新社会人となる大学4年生にもお祝いと応援の寄せ書きを贈りました!
極秘で進めていた企画なのですが、後々聞いたらばれていたそうです(笑)
でも、喜んでいただけたので結果オーライ!

子どもたちだけでなく大学生も、新社会人のみなさんのように立派に成長したいものです。


最後は、1年間の学習室の思ひ出が詰まったスライドショーで締めくくりです。
アンジェラ・アキ「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の曲に乗せて、高尾山やクリスマス会のイベントで撮った写真をスライドショーにして上映しました。

 

元気いっぱいの笑顔で写っている子どもたちの笑顔が忘れられませんね。
楽しかった思い出を振り返り、一同しみじみしていました。

帰り際、みんなで記念写真を撮って解散しました^^


まとめ

企画も当日の進行もあまりスムーズではなく、周りの方々にご迷惑おかけしたと思いますが、
みんなで楽しくお祝いできたという点で、個人的にはとても満足しております。
受験生一同も本当によく頑張りました。

しかし当然のことながら、今度は去年中学2年生だった子どもたちが今年受験生なのです!
子どもたちそれぞれにたくさんの試練が待ち構えていますが、
大学生一同、全力でサポートします!

どんなドラマが生まれるか、今から楽しみです^^

新年度、気持ちを切り替えて頑張りましょう。

長くなりましたが以上です。