2013年5月27日月曜日

復興支援団体の合同新歓に参加しました!


文責:栗生恭輔

去る5月18日(土)に明治大学和泉キャンパスで行われた震災復興支援団体の合同新歓イベント「Tokyo Youth Conference for 3.11(通称TYC3.11)」にとどろき学習室・よこはま学習室も参加してきました!

イベントは2つの部に分かれており、第1部(14~16時)では被災地で支援を続ける3団体の3人のリーダーによるトークセッションが行われ、第2部(16時~18時半)で当団体を含めた参加団体(計17団体)がそれぞれブースを作って新歓を行い、最後は大広間での交流会を行いました。



↑第一部のトークセッションの様子です

イベント前の予想では団体関係者100人に対して団体に関係のない参加者が40人程ということで少し不安でしたが、当日は団体に関係のない参加者が100人弱集まり、イベントが大変盛り上がりました!

とどろき学習室・よこはま学習室の最大の見せ場は第2部の新歓でした。ブースの装飾などが準備不足で、しかも他団体がとても気合を入れて豪華な装飾を施していたのでとても焦りましたが(笑)、応援に駆け付けてくれた女子メンバーの助けによってなんとかブースが仕上がりました。

新歓の形式は151セットで、15分経ったら参加者は他のブースへ移動という形だったので、説明する側は15分でいかに魅力を伝えられるかということにとても神経を使いましたが、下の写真のように参加者と楽しくコミュニケーションを取りながら新歓ができたのではないかと思います。あくまで主観ですが。。。(笑)

↑新歓の説明会の様子です^^
みんないい笑顔で学習室の良さを伝えました!(
)


また、今回のイベントでは新歓のみならず、他の復興支援団体と縁ができたのがとても大きな収穫だったと思います。準備の段階や新歓のブース回り(説明するメンバー以外は他団体のブースで話を聞いてきました)、イベント後に行われた懇親会などで多くの復興支援団体の方と話をさせていただきました。以下参加したメンバーの感想を掲載します。


やはり一番痛感したのは、「私も東北に足を運ばなくては」ということでした。どの団体も被災地に実際に赴いて活動するもので、そういったものは、正直なんとなく自分が避けてきたものです。というのも、すごくお金がかかるし、色々な手配がとても大変だからです。しかしここで出会った団体は皆、何度も現地に足を運びコミュニティ形成に携わっていて、「大変そうだな~!!」と思わずにはいられませんでした。本当にみんなすごいっ!
「東北に行きたい!」という気持ちとともに新しくあった発見は、私たちのような、被災地を離れて生活している方々に目を向けた団体が私たちの他には一団体も無いということでした。今回の私たちの存在を知って、被災地を離れて生活している方々に目を向けたボランティアが増えたらいいなぁと思います。私たちは近場で活動しているので、今回出会った団体と同じくらいのエネルギーを持ったらもっと頑張れそうですね(^^)


TYC3.11に参加した団体のほとんどは被災した東北の「現地」での支援を「定期的」に行っている。それに対して「学習室」は神奈川県で「避難生活」を送っている子どもたちへの「継続的」かつ「密度の濃い」支援である。私たち「学習室」の強みはそれであるとTYC3.11に参加して、そして多くの団体のお話を聞いて改めて認識出来た。



感想として何よりあったのは「まだこんなにも復興に関わっている、携わりたい学生がいるんだ」というものです。というのは、震災や復興関連のイベントはだんだんと参加者が減少していると聞いていたからです。そんななか大勢の人が同じ問題意識を持って様々なアプローチで活動しているということは個人的にも参考になりました。
現在は、TYCの参加者の多くが言っていたことですが、「支援」や「ボランティア」という単語はだんだんと実情にあわなくなってきているとともに、何をすべきかみないろいろと模索している段階になっています。TYCで得た新たな人間関係を緩やかながらも大事にしつつ学習室の持つ独自性をさらに訴えていけたらと思います。


まず、現地支援ではなく被災地を離れて生活している方々を支援するという、学生団体の中では比較的珍しい活動形態に対して、多くの方が興味を持って話を聞いて下さったことに、素直に感謝しています。また、学習支援という活動が、居場所やコミュニティの形成、或いは子供たち自身の自尊心の回復といったものに貢献できることを教えていただき、勇気が湧いてきました。

現在、現地支援は次のフェーズへ移行しています。物資不足やがれきの問題が比較的解決してきた今、コミュニティづくりや地域での連携への注目が集まってきています。その中で、既に活動してきた団体が、これから学習支援や、子ども達への支援を始めようとしているようです。学習室は、その中では先駆的存在だと言ってもいいのかもしれません。そうした僕らの活動が持つ意味とは、一体何なのでしょうか? 或いは、他の団体とは異なり、被災地を離れて生活している方々を対象とした支援活動を行う者には、どういう意義があるのでしょうか? はたまた、僕らはその経験をもとに、どういうことを、これから社会に発信していけばいいのでしょうか? 考えは尽きません。


ぼく自身は、他のメンバーが語っている通り、このイベントを通して「学習室は現地に行かずに恒常的に復興支援ができる数少ない団体である!」という学習室の強みを実感することができました。その一方で、他団体と比べたときに広報がとても弱い・ヘタクソということも痛感しました。とどろき学習室・よこはま学習室の広報担当として他団体から学ぶべきことは多かったので、これからの広報活動で生かしていきます。
新入生の勧誘のみならず、復興支援団体との交流も図れて、その結果自分たちの活動を改めて見直す機会ことができたTYC3.11に参加できて本当に良かったです。説明を聞いて下さった方が実際に一人でも多く学習室に足を運んでくださればいいなと思っていますし、今回つながりのできた他団体と連携して活動していけたらいいなと思っています。

【お知らせ】
・見学体験会を開催します!
「とどろき」201366日(木)・8() 1730~案内 1830~体験
「よこはま」201364()7() 17:30~案内 18:30~体験
・震災復興支援報告会を開催します!
2013610() 18:30~ 慶應義塾大学三田キャンパス
報告会宣伝用twitterアカウントhttps://twitter.com/shinsai_houkoku

【学習室公式twitterhttps://twitter.com/todoyokoschool

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